歴史の捉え方についての個人的な感想

みなさんこんにちはパシフィックです。

せっかく備忘録と名前を変えたのにろくに更新もせず何なんだと個人的にも思うのですがまあこれぐらいのペースの方が個人的には合ってるのかと思います。

こういうのは無理して続けるものではないですからね。

そんな所で今回は今まで自分が考えてきた歴史の捉え方について備忘録らしく書き残しておきたいと思います。

皆さんは歴史と聞くと少し面倒に思うかもしれません。それは学校教育で知識として時代を理解しようとする教育の影響が大きいかと思います。

自分自身も公民の教員免許を持っているので何となく歴史の教え方についても勉強しました。

正直に言って学校教育での勉強はついていけない子は本当についていけないと思います。あそこで教わるのは基礎であり、後に発展的なものを生み出すための知識を取得し、あわよくば全体の流れをその知識を以て理解できる子を育てたいという意図があります。ただ、それを中学や高校生のうちからできる子は少ないように思います。

なぜならば、どうしても学校教育では知識までの習得になり、その知識を色んな所に繋げて考えていくという練習まではとてもではないができない状況にある。そしてその練習は学校ではなく家庭や別の場所で行わなければならない。

そのため、どうしてもとっつきにくい部分が出てくる。これはある意味では仕方がないことだと思います。学校現場の先生方はそれに労力が裂けない程に仕事に追われているし、生徒は生徒で自分からそういう考え方をしようとはしないでしょう。こういうのは誰かからそういう話を聞き、こういう考え方は大事だ思って身に付いていくものだと思うからです。

だからこそ歴史に親しみを持つことができる考え方が必要なんだと個人的には考えています。

そして個人的に思っているのが、歴史を見るときまず自分の両親や祖父母がどういう時代で生きてきたのかを考えてみたらどうかというもの。

例えば、自分は今24歳で、両親は60歳行くか行かないかです。自分が生まれて今に至るまで約20年間の月日があり、両親が生まれてから自分が誕生するまで20年~30年の間があると思います。そう考えると両親は20年前の事を知っている生き証人でもあります。

何を今更という人もいるかもしれませんが今と20年前を比べると意外とものすごく変わったと思わないでしょうか。私が小学生だった約20年前はガラケが普及しだしてまもなかったし、小学生で携帯を持っている子はごくわずかでした。それが今では小学生でもスマホを触って友達と連絡を取り合い、出かけていく時代になりました。昔のような家に電話して親が出てしまい恥ずかしい思いをしたり、家に行ってわざわざ遊ぼうと声をかけたあの光景はもう無いのです。それに、今のようにアニメや漫画といったサブカルチャーが人権を得ているのオタクコンテンツとして揶揄されていた暗い歴史があったからです。

そう考えると技術的にも社会情勢的にも20年間で随分と変わったと思います。たかが20年、されど20年です。しかし、この流れには今に至るための前日譚があります。自分たちがが生まれるよりもさらに前の20年~30年。それはまさに自分たちの両親がまだ若いながらも懸命に生きていた時代です。バブルが全盛期に達し、崩壊するかしないかの境目の時代。若者文化を創出し、社会が低迷しながらも今に至るまで生きてきた世代です。

そして、それにも前日譚があります。それは日本が第二次大戦に負け、ようやく復興し、日本が様々な面で急成長していく時代。景気という名の泡が徐々に大きくなり、好景気になっていく。それが今の祖父母達が過ごした時代です。その中には戦争を経験し、悲しみを受けた人が今もいる。

どうでしょうか戦争を終えてから約70年の日本を身内を元に例えてみましたが意外と親近感が湧かないでしょか。遠かった70年が祖父母や両親を元に考えると意外と身近に感じるというのは不思議なものですが、なかなか面白いとも思います。

自分としては親近感を感じるのは上記で上げた約70年までです。そして、これから昭和、大正、明治、江戸、戦国、室町や鎌倉、平安と遡っていくわけですからそこまで通用するかと言われると正直自信がありません。ただ、この身近に感じる70年は歴史に苦手意識を置く人に目を向けてもらうには丁度良いと考えています。

皆さんももう一度こういう考えで歴史を見直して見てはどうでしょうか。

 

追伸

少し話がずれるので別テーマにしようかと思いましたがここで書かせて頂きます。

上では両親や祖父母の話をしていましたが重要なのはこれから自分たちが進んでいく未来です。私たちはこれから両親や祖父母と同じ生き証人になります。これから子供ができ、色んな経験してきた話を聞かせる立場になるのです。その時、流れが複雑でスピード感のある社会の話をうまく話せるように色々な経験をしておきたいものですね。